お知らせ・島暮らしお役立ちコラム

連載:小値賀の〇〇なところ ①

連載:小値賀のダメなところ ①

届かない「明日」。
〜Amazonの配送ステータスと格闘する日々〜

都会にいた頃の私は、Amazonの「お急ぎ便」を信じて疑わないピュアな人間でした。「明日お届け」という文字を見れば、翌日には玄関に荷物があるのが当たり前。

だがしかし。ここは五島の北端、小値賀島。
私たちの前には、物理的な「海」という名の巨大な壁が立ちはだかっています。

1. 小値賀専用の「時差」がある

ポチった直後の画面には、威勢よく「明日お届け予定!」と表示されます。しかし、荷物が佐世保の港にたどり着いた瞬間、物語は急変します。地図上ではすぐそこなのに、荷物は岸壁で潮風を浴びながら一晩を過ごすのです。小値賀に届くのは最短でも「明後日」。Amazonさん、その明日ってどこの国の時間軸ですか?

2. ラスボス「時化(しけ)」の登場

さらに恐ろしいのが、冬の小値賀名物「時化」です。風が吹き荒れ、船が欠航した瞬間、ステータスは「お届け予定日が未定になりました」という絶望のメッセージへ。こうなると、もう誰にも止められません。荷物は数日間、本土の空気を吸い続け、届く頃にはなんだか荷物も「お疲れ様です」みたいな顔をしています。

3. 「ピンポーン」は鳴らない

やっと島に上陸しても、都会のようなスマートな受け取りは期待しないでください。「あ、〇〇さんの荷物ね!車庫に入れといたよー!」と、インターホンを鳴らす前にミッションが完了していることも。不在票?そんな他人行儀なもの、この島には存在しません。