連載:小値賀の〇〇なところ⑤
連載:小値賀のダメなところ ④
虫がデカすぎて、もはやペット。
虫がデカすぎて、もはやペット。
〜大自然の洗礼と、諦めの境地〜
「海と緑に囲まれた、自然豊かな島暮らし」。求人票に書かれたその美しい言葉の裏には、「豊かな生態系(主に虫)」という現実が隠されています。小値賀の虫たちは、都会のひ弱な虫とは発育のレベルが違います。
1. アシダカグモは「ルームメイト」
手のひらサイズの巨大なクモが、突然リビングの壁を疾走します。初めて見た時は心臓が止まるかと思いましたが、彼らはゴキブリなどを食べてくれる「益虫(えきちゅう)」です。島民は彼らを殺しません。数ヶ月もすると「あ、太郎がまた出たね」「今日は元気だね」と、完全にペット感覚で同棲するようになります。
2. ムカデの「足音」が聞こえる恐怖
梅雨の時期になると現れるムカデ。小値賀のムカデはサイズが規格外です。静かな夜、カサカサ…ではなく「チャッ、チャッ、チャッ」と、はっきりとした足音が聞こえてきます。寝込みを襲われないよう、蚊帳(かや)の中で眠るのが島民の正しいディフェンス方法です。
3. 蚊の吸引力がダイソン級
畑仕事や草刈りをしていると、島の蚊が容赦なく襲いかかってきます。彼らは都会の蚊のように遠慮しません。服の上からでも平気で刺してくるパワフル仕様。常に長袖長ズボン、そして「蚊取り線香の香りを香水代わりに纏う」のが小値賀の最新ファッションです。
