
Q. ぶっちゃけ、プライバシーはありますか?
A. 正直に言うと、都会のような「匿名性」はゼロです。車を停めていれば「あそこにいたね」と言われますし、風邪を引けば「大丈夫か」と誰かがやってきます。これを「監視」と捉えるか、「見守り」と捉えるかが分かれ道。鍵をかけずに外出できる安心感とセットです。
Q. 地域の行事や寄り合いは、断ってもいいんですか?
A. 断ることは可能ですが、おすすめしません。小値賀での暮らしをスムーズにする「潤滑油」が行事だからです。全部に出る必要はありませんが、最初の1〜2年は顔を出して「怪しい者ではありません」と挨拶するだけで、その後の助け合い(魚のお裾分けや修理の手伝いなど)が劇的に変わります。
Q. 家賃が安いと聞きましたが、本当にお金は貯まりますか?
A. 家賃は1〜4万円台と安いですが、意外な落とし穴があります。特に「プロパンガス代」と「冬の電気代」、そして「本土への交通費(高速船代など)」です。自給自足が得意なら貯まりますが、外食やネットショッピングが多いと、都会と生活費が変わらないこともあります。
Q. 古民家に住みたいのですが、虫は出ますか?
A. 出ます。虫とは「共生」です。島の人に聞けば、おすすめの対策グッズや、隙間を塞ぐコツを教えてくれます。これに耐えられないと、古民家暮らしは少し厳しいかもしれません。
Q. 求人票の給与だけだと生活が不安です。副業はできますか?
A. 小値賀では「複業(複数の仕事)」が当たり前です。自分の仕事を持ちつつ、繁忙期に農家や漁師の手伝いをして報酬(現金や現物)をもらう人も多いです。むしろ、一つの仕事に固執するより、複数の草鞋を履く方が島のリズムに合いやすく、収入も安定します。
Q. 移住してすぐに仕事を辞めたくなったら、島にいられなくなりますか?
A. そんなことはありません。ただ、狭い島なので辞め方は重要です。誠実に事情を話して辞めれば、次の仕事を紹介してもらえるのも島の良さ。逆に、不誠実な辞め方をすると噂が回るのが早いため、次の仕事が探しにくくなるリスクはあります。
Q. 資格がないと働ける場所は少ないですか?
A. 資格が必要な専門職(医療・介護・建築など)以外にも、未経験から始められる仕事はたくさんあります。また、島の若手向けに「資格取得支援制度(補助金)」を設けている事業所や町の制度もあるので、働きながらステップアップも可能です。
Q. 子供が急に熱を出したらどうすればいいですか?
A. 島内に診療所がありますが、高度な医療が必要な場合は佐世保などの本土へ搬送になります。天候(時化)で船が止まると移動できないというリスクは、常に頭の片隅に置いておく必要があります。ただ、島全体が「子供は宝」という空気感なので、周囲のサポートは手厚いです。
Q. 子どもの教育環境はどうなっていますか?
A. 小値賀は「小中一貫教育(小値賀小中学校)」や「県立小値賀高校」があり、少人数ならではの手厚い教育が受けられます。塾は少ないですが、公営の学習塾があったり、先輩が後輩に勉強を教える文化があったりします。
Q. 保育園の待機児童はいますか?
A. 基本的に待機児童はいません。共働き世帯が多いため、保育環境は整っています。
Q. Amazonや楽天で買い物したら、送料や日数はどうなりますか?
A. 送料は基本的に「離島料金」がかからないショップが多いですが、日数は+2〜3日は覚悟してください。一番の敵は「時化(しけ)」です。海が荒れてフェリーが欠航すると、荷物が本土の港で止まります。生鮮食品のネット注文は、冬場はギャンブルに近い感覚です。
Q. ネット回線(Wi-Fi)の速度はどうですか?リモートワークできますか?
A. 光回線が通っているので、速度自体は都会と遜色ありません。ただ、雷が鳴ると瞬停(一瞬の停電)が起きやすく、精密機器には無停電電源装置(UPS)を置いている移住者もいます。仕事に穴を開けられない人は、スマホのテザリング(サブ回線)も必須です。
Q. 買い物は不便じゃないですか?
A. スーパーや商店が数軒あり、日常品は島内で揃います。最近はAmazonなどのネット通販を利用する人も多いですが、船の欠航で荷物が数日遅れることも。「届くまで待つ」という島時間の感覚が少し必要です。
Q. 車は必須ですか?
A. 結論から言うと、**「必須」**に近いです。島内はコンパクトですが、雨の日や重い買い物、通勤を考えると軽自動車が一台あるだけで生活の質が劇的に変わります。島内にはガソリンスタンドもあります。
Q. ぶっちゃけ、島独自の「暗黙の了解」ってありますか?
A. あります。例えば「ゴミ出し」。指定の袋や分別はもちろんですが、収集場所の掃除当番が回ってきたりします。また、「お葬式」は島を挙げての行事になることが多く、職場全体で手伝いに行く文化が残っているところもあります。これを「面倒」と思うか「助け合い」と思うかで、島暮らしの寿命が決まります。
Q. 恋愛や結婚事情はどうなっていますか?
A. 独身の移住者は多いですが、分母が小さいので「マッチングアプリ」はほぼ機能しません。出会いは、結局のところ「飲み会」か「地域の草刈り」です。誰かと付き合い始めると、翌日には島中に知れ渡る覚悟が必要です(笑)。でも、その分、周囲が本気で応援してくれるお節介な温かさもあります。
Q. 貯金がなくても移住して大丈夫ですか?
A. 少なくとも「半年分の生活費+引っ越し代+α」は絶対に必要です。島の仕事は給料日までのスパンが長かったり、急な冠婚葬祭(島は香典の回数が多いことも)があったりします。「お金がないから移住する」のではなく、「余白を持って移住する」のが失敗しないコツです。
Q. 移住に対する補助金はありますか?
A. 小値賀町には「しま移住支援金(引越費用補助)」や「若者定住奨励金」など、年齢や条件に応じた支援制度があります。ただし、申請時期や条件(住民票を移して2ヶ月以内など)があるため、早めの確認がおすすめです。
Q. 結局、どんな人が小値賀に残っていますか?
A. 「鈍感力」がある人です。噂話を笑い飛ばせる、虫が出ても「お、元気だな」と思える、予定通りに進まないことを楽しめる。完璧主義の人より、「まあ、なんとかなるか」と適当に(いい意味で)流せる人の方が、島のリズムに合っています。
Q. 毎日新鮮な魚が食べられますか?
A. 食べられますが、自分で捌(さば)けるようになるのが条件です。「これ、持っていけ」と丸ごとの魚をもらうことが多いからです。スーパーの切り身に慣れていると、最初は血生臭さに苦戦するかもしれません。でも、自分で捌いたアジの刺身を食べた瞬間、「移住してよかった」と確信するはずです。